2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Sが「新しいアルバイトの子が可愛い」と言うので、わざわざ見物に行った。たしかに可愛らしくはあるが、そんな大騒ぎするほどのものではないように思った。もっとも、視力が悪いために、間近で見てみないと何とも断定はできないが。ともあれ、普段そういった…

寝る前は体調に何の異変もなかったのに、寝ている途中でものすごく気分が悪くなり、トイレへ駆け込むとそのまま吐いてしまった。で、しばらくして落ち着いたところでまた眠りについたら、朝にはすっかりなおっていた。のみならず、久しぶりに爽やかな目覚め…

たしかにぼくも、Uを祝う会を開きたいという、その発案には一向に反対しない。が、ぼくに幹事役をまかすとは、いくらなんでもNはひとを見る目がなさすぎる。ぼくがそういったことに不得手なのは、見るからに明らかなはずではないか。そうだ、君のようなひと…

すっかり嫌気がさしてしまった。しかし、けっしてふてくされているわけではない。これまでだって、何事にものめりこみ過ぎないように注意してきたはずではなかったか。何によらず、徹底的なdetachmentで通すのが一番の得策である。 * ノーマン・マルコム「…

U駅周辺はビル風がすさまじく、おかげであのあたりを通るときにはみんな妙に怒りっぽくなってしまう。 * どういう話の流れかは忘れたが、Yさんとビートルズ談義になった。すると、そこへT君も途中参加してきた。話を聞けば分かるとおり、Yさんは昔からビー…

夜、ひさしぶりにテレビのニュース番組をいくつか見た。世の中は紛糾と混迷と対立でいまだ騒乱としているようだ。見通しは暗く、ぼくらは生気を失っている。だれもかれも日々の不安に苛まれ、希望の光はどの方向からも射してこない。不安は生の根源的容態な…

仕事が終わったあと、TとSの三人でご飯を食べた。ぼくはいい歳をして財布に小銭しか入っていなかったので、結局Sにおごってもらった。 今後しばらくのあいだは、この三人で集まることもないだろう。というのも、つぎに三人で集まるときは同時に女性を三人つ…

古井由吉「『私』という白道」を読んだ。私小説作家の作品にあらわれる「私」を論じているのだが(そこには漱石も含まれている)、みずからも熟達した小説家であるためか、その作品の読みには啓発を受けるところがおおい。古井は「私が私を語ることは方法論…

右上の歯がうずく。でもぼくの経験上、このうずきは虫歯とはまた違う種類のものであるように思われる。ぼくとしては、何の医学的根拠も持たないが、風邪との因果関係を疑うようにしたい。歯医者にはいい思い出がないから、このまま大事にならずに鎮静してく…

Yと、Yが英会話学校で知り合ったという女の子ふたりと、その女の子のひとりの方の友達と、五人で旅行代理店まで行ってきた。わざわざ五人で揃って行く必要はなかったように思う。 それにしても、このようなメンツで一緒にご飯を食べると、なかなかやっかいな…

毎日仕事帰りには、夜空を見上げて天体をチェックすることを欠かさない。オリオン座からはじめて順次わかりやすいものから一つひとつ結んでゆく。星図の知識は、すでに何となくだが頭に入っていて、それを頼りに肉眼のみで観測する。言ってみれば、ふたつの…

疲労感がひどい。Nさんによると、風邪薬は顆粒の方がよく効くらしい。でもさ、そういうのって、そのひとの体質によるものなのではないのですか。 * よく通る(というか、業務上通らざるをえない)ケーキ屋の店員にものすごく好みの女の子がいる。しかし、彼…

風邪をひいた。が、一日で体調はほぼ元に戻った。ひたすら寝込んだおかげである。 * Tから電話がかかってきて、車を買わないかと執拗に売り込みをされた。この時期は決算前で中古車の相場が下がるから、もしその気があるなら今が非常にチャンスであるとのこ…

強烈に寒い一日だった。今日だけでいくらか身長が縮んだかもしれない。とにかく鬱屈とした、冴えない一日だった。Aからは「このくらいの寒さ普通ですよ」と言われたが、そんなことはない、ここは日本であって、南極ではない。 * アガサ・クリスティ「なぜ、…

旅行の計画が出た。二月の下旬に韓国。なぜ韓国なのか、ぼくは知らない。Yが言うには、同じ時期に自分の知り合いも韓国に行っている予定なので、場合によっては合流することもできる、そういう点からもお薦めのことのである。 どこへ行くにしろ、ぼくはパス…

整然とした空間が好きだ。人工的に区画化された、均斉のある空間。なのに、どうしてぼくの部屋はこんなに汚いのだろう。足の踏み場がないどころか、満足に横になれるスペースすらない。 それはともかくとして、さいきん建築論や都市論といったものに興味を覚…

仕事が終わってから、Sの家にお邪魔した。Sの家――それも新築である――に入るのは、今日がはじめてである。リビングではすでにYが妻子供を連れてくつろいでいた。Sは足の骨折のせいで当分のあいだ仕事を休まざるをえないが、Yに至っては七日まで正月休みになる…

とりあえず、タバコはカートンで買って、家にとっておくようにしている。それで、毎朝家を出るときに、そこから封を開けていない一箱持って出かけることにしている。何となく一日が区切りよくはじまるような気がするのだ。その一箱は夕方くらいに吸い終わる…

寝すぎてかえって疲れてしまった。節々が痛い。 * S君の家は相当辺鄙なところにある。最寄のコンビニまでは4キロもある。あたりには人の気配がない。そのうえ街灯がほとんどないから、道が暗い。そのため、天体観測にはうってつけの場所である。あんなに明…

普段何気なく口にしている食べ物でも、考えてみれば、なかには得体の知れないものが少なくない。それはなにも製造過程が企業秘密になっているものだけではなくて、たとえば、一般にチョコレートなんかは何からどのようにして作られているのだろう? * 今日…