2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日、つまりyesterdayのことだが、ぼくは女とホテルに行った。そして今日、つまりtodayのことだが、ぼくの身体はいたるところ筋肉痛に悩まされている。かろうじて若者であるぼくの悲哀。べつにアクロバティックな動きをしたわけではない。そうであれば、普…

一般人向けの精神分析や心理学の本を読んでいると、概念の説明の段階ではすっきりと納得させられることがあっても、それがいざ臨床に適応されるとなると、その説明に何かもやもやしたものを感じ取ってしまうことが少なくない。 * 寝起きのタバコの味で、そ…

仕事場に新しいアルバイトが入った。S君、大学生、長身、イケメン。いかにも真面目そうな話し方をする。「負けましたね」とKに言われた。男女それぞれが同性を評価するとき、女性よりも男性の方が的確なとらえ方をするのではないかと思う。 * Tたちとギター…

眠りは深い目覚めに似て、仰向けに横たわる身体の、ひたむきな重みの感覚に伴われていた。その上を雨がひっきりなしに走り、沢の響きが高くなり低くなり、音色と方向がたえず微妙に変わるのも、聞こえていた。 * まったく同じスタイルの微風が三日つづく。…

休日というのはおかしなもので、というのも休日明けが疲れのピークであることがほとんどだからだ。 * 本当は時間があったら、ポメラを買いに行きたい。ネットで調べたかぎりでは、評判はかなりいいようだ。また、Kのところにアクセサリーを見に行きたい。A…

やりたいこと、やるべきこと、それが結果としてうまくいくかいかないかは別として、何でもかんでも物事を先延ばしにすることは極力避けるべきだ。それが主体的なアクションをともなうかぎり、選択として、いくらでも先延ばしにすることもできる。たいせつな…

とても円滑なモーションで すれ違いざま きれいな女のひとに向かって ぼくは紳士的な挨拶を送った 一度は 壁越しに聞こえる どしゃぶりの雨の音に濡れながら 夏の終りを惜しむようにして ふたりは きつく抱きしめあったこともあるのですが 無言で立ち去る彼…

朝から昨夜の雷雨の話。勢いよく水溜りに突っ込んだせいで、Nの車(新車)はイカれてしまったらしい。そんな話を聞かされても、こちらはただ返答に困るだけであって、朝から曖昧な表情がはりついてしまった。 * あの彼は間違って卵を産んでしまったことがあ…

Aの妹に会うと、いつも誰かに似ていると思う。そしていつもその「誰か」が誰なのか探し当てることができない。 * 遊び疲れた。しばらくは休養する。 * 今日のように周囲の友達の子供たちと接する機会があると、知的な意味での好奇心がわいてきて、知らず知…

ずっと室内にいたのでよくはわからないが、話によると今日は快晴の一日だったそうである。事務所の蒸し暑さにTが何度となく悲鳴を上げていた。ぼくは新陳代謝がよくないのか、普段からあまり汗をかかない体質なので、そう言われるまで室温のことなどとくに気…

Hから電話。彼女のように綿密にレジャーの計画をたててくれる人間が、グループ内に一人でもいるのといないとでは、話をスムースに進めてゆくうえでも、当然ながらおおきな違いが出る。 では、なぜぼくも含めて他のメンツにはそれができないのか? ひとつには…

手軽にできる料理といえば、すぐに思い浮かぶのが炒め物である。冷蔵庫にある食材で使えそうなのを任意にピックアップして、ただ炒めればそれで出来上がる。このように無計画な料理であるから、当然のことながらその出来の良し悪しには偶然の介在の余地が広…

目が覚めたあと、ベッドから起き上がる前に、その直前まで見ていた夢を反芻することが習慣になってきた。といっても、寝起きは頭が働かないせいもあるだろうが、どんなに思い出そうと努めてみても、けっきょく毎回ぼんやりとした焦点しか結ばない。夢の輪郭…

手元にライターが見当たらなかったので、ガスコンロでタバコに火をつけようとしたら、前髪が燃えた。 * 鳥の鳴き声がする。何の鳥だかはわからないが、ひどく神経にさわる鳴き方をする。 以前のマンションに住んでいたときは、夜になるときまって駐輪場の方…