2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

どういうめぐりあわせか、女の子のパンチラをよく目撃する一日だった。しかし、もはやパンチラ程度ではたいして感応できない自分がかなしい。 * 今日は前からKとの飲み会があることが決っていたはずである。そのために、みんな時間を計算してまで、集まれる…

どうも財布がうまく閉まらないと思ったら、千円札が多すぎたせいである。数えたら、二十一枚、二万千円が入っていた。一見、たくさんお金を持っているようで、実際にはたいしたことがない。 それにしても、どうしてこんなことになってしまったのだろう。支払…

ひさしぶりに寝坊してしまった。おかげで、午前中は眠気と気詰まりのせいでかえって不機嫌になっていたかもしれない。もっとも、寝坊はひさしぶりでも不機嫌はいつものことである。太陽が沈めば、また上機嫌になることだろう。だから、Before Night Falls――…

右手にあかぎれができてからずいぶんと経つが、いまだに治る気配すらない。見た目には犀の皮膚のようである。 * 「欲望という名の電車」をDVDで観た。以前観たときほど感応するところがなかったようにおもう。登場人物たちはだれしもみな、何らかのかたちで…

銀行に行く。そのあとでDVDを借りに行く。いちど家に帰り、それから今度は電車に乗ってレコード屋に行く。せっかくの休日なのに、たったこれだけのことで一日のほとんどが過ぎ去ってしまった。あとは家で寝転んでタバコを吸ったり、林健太郎「昭和史と私」を…

部屋の片付けも第一弾ということで、とりあえず手近にあるものからまとめて売り飛ばしてきた。とにかく疲れた。家の外に運び出すだけでも一苦労である。 その代価はしめて四万円弱で、そのことをT君に話したら、「よくそれだけ集めましたね」と呆れたように…

今日は二月十四日、バレンタイン。で、結局のところ、貰ったチョコレートは五つだけ。いまの世の中、義理もなにもあったものではない。ちなみに、以前から甘いものは嫌いだと公言していたことが、数字に影響を及ぼしたかどうかは不明である。 Kにいたっては…

こうも風が強いと、埃っぽくてたまらない。街並みも普段と違って乱雑な印象。人びとも前のめりの姿勢で歩いている。耳元では不穏な響きが鳴り止まず、マンションの向かいの畑では、アンダースローされた灰が蒼ざめている。 * 蓮実重彦「監督 小津安二郎」を…

なぜこうも世の中頭が悪い奴が多いのだろう。と、誰しも一度は考える、自分のことは勘定に入れずに。 * 「火刑台上のジャンヌ・ダルク」を観た。おそろしく退屈な映画で、最後まで見通すのが苦痛に感じられるほどであった。こんなにつまらない映画を観たの…

図書館に本を返しに行ったら、休館日だったので、あらたに本を借りることができなかった。せっかく目星をつけておいたのに。 ついでにDVDも返しに行った。ここではあらたに三本借りてきた。「火刑台上のジャンヌ・ダルク」、「お茶漬けの味」、「マルホラン…

勢いあまって「魂のジュリエッタ」を二回も観てしまった。 調度品の配置が悪いためか、部屋で一番くつろげる体勢のときには、テレビの画面が少し見えづらいところにある。そのためテレビを観るときはすこし窮屈な姿勢をとらなければならない。これがたとえば…

見た目のせいか、ぼくはよくひとから食が細いと思われがちである。だが、実際はかなりの大食漢で、外食のメニューでは、三人前くらい食べないととても気がすまない。 外食産業がどういった基準で、一人前や二人前といった分量を取り決めているのかは知らない…

どういうわけか、お金が足りない。ジリ貧どころか、計算上ではすでに今月の破産が決定的である。といっても、ぼくのように社会的責任を持たない気ままなシングル・ライフを送っているひとならば、いくらでもやりくりの手段はあるわけで、危機感といったよう…

フェリーニ「私は映画だ」を読み返していたら、やはり映画の方を観たくなってきたので、着るものもとりあえず、急いで一通りレンタルしてきた。で、結局、借りてきたのは「道」、「崖」、「魂のジュリエッタ」、「カビリアの夜」、「青春群像」の五作品。さ…

つめたい風が一日中吹き荒れていた。おかげで気分が滅入ってしまった。しかもそのうえひどい寝不足だったので、夕方になるころにはとうとう足元もおぼつかないようになってきた。もしかして自分はいま雪山に遭難しているのではないか、と想像して、不安にな…